小川病院では、
糖尿病/物忘れサポートチーム(Diabetes/Dementia Support Team;DDST)を立ち上げて、鳴門地区の糖尿病/認知症患者の減少と地域への情報発信を目的に、『糖尿病/物忘れ教室』を月1回開催しております。
平成29年9月からは、当院に「糖尿病/物忘れセンター」を設置し、これからも、糖尿病/物忘れサポートチーム(DDST)が運営して参ります。
平成30年9月8日(土)に第23回 糖尿病/物忘れ教室を開催しました。今回も多数の方に参加頂きました。感謝申し上げます。
今回は「認知症と睡眠」と題し、神経内科専門医から、認知症と睡眠の切っても切れない関係性のお話しをさせていただきました。
写真は、教室風景
(担当講師 神経内科専門医 足立 克仁)
日本は2025年には3人に1人が認知症もしくは認知症予備軍になると言われています。
当院では「糖尿病教室」と「もの忘れ外来」を同時に運営する「糖尿病/物忘れ教室」を発足させ、「認知症にならないために」に対する独自の取り組みを行っています。
当センターでは、年に1回MSP値の集団測定と簡易血糖測定を行い、本教室の有効性を検討し実りある取り組みにしたいと考えています。
物忘れ相談プログラム
講演中にアルツハイマー型認知症をみつけるのに最も重要な質問を用いた、簡単なスクリーニングテストプログラムを受けて頂きました。
質問項目が少なく、非侵襲なため、相談者は低ストレスでテストを受けられます。
コグニサイズ
また、講演終了後にはコグニサイズ(メディアや様々な地域で多く取り入れられています)を行いました。
コグニサイズとは、国立長寿医療研究センターが開発した運動と認知課題(計算、しりとりなど)を組み合わせた、認知症予防を目的とした取り組みの総称です。
写真は吉村理学療法士の指導の様子です。