糖尿病/物忘れセンターについて
背景
全国で糖尿病患者は1000万人にまでなろうとしており、そして認知症患者は500万人にまでなろうとしています。また、糖尿病患者は非糖尿病患者に比べ、認知症の頻度は2~4倍高いことが知られています。目的
当センターを小川病院に設置し、徳島県鳴門市の糖尿病患者と認知症患者のそれぞれの特徴を把握し、病状の悪化・増加を防ぎ、これら疾病の予防・減少を図り、鳴門市民の健康保持に努めたい。そのための新しい運動療法、食事療法、さらに学習療法などの生活療法を検討したい。糖尿病/物忘れサポートチーム (Diabetes/Dementia Support Team、 DDST)
構成メンバーは、神経内科専門医、糖尿病専門医、看護師、理学療法士、薬剤師、管理栄養士、歯科衛生士などからなり、1ヶ月に1回会合を開き、当センターを推進する。糖尿病/物忘れ教室の開催
平成28年9月にこの教室を立ち上げ、原則1ヶ月に1回、受講生の都合を配慮し土曜日の16時~17時に開催している。参加者は当院患者や広く鳴門市民とし、これら疾病に対しての勉強の機会を設けている。また最後には参加者全員で糖尿病と認知症に対しての運動療法も行っている。 「DDSTだより」の発行
この教室の各回の概要を当院ホームページや病院待合室に掲示し周知を図っている。情報発信:主に日本早期認知症学会などに年間のまとめを報告し、全国へ発信したい。
DDSTだより(第7号)
糖尿病/物忘れセンター
- 糖尿病/物忘れセンターセンター長:足立克仁
- 資 格:日本神経学会専門医・指導医
- :日本内科学会認定医
- :日本早期認知症学会代議員
- :徳島県医師会糖尿病認定医
- 略 歴:昭和50年 徳島大学医学部医学科卒業
- : 徳島大学医学部付属病院医員(第一内科)
- :昭和51年 徳島県立中央病院研修医(内科)
- :昭和52年 徳島市民病院医員(内科)
- :昭和54年 徳島大学医学部付属病院医員(第一内科)
- :昭和56年 国立療養所徳島病院内科医師
- :平成16年 国立病院機構徳島病院院長
- :平成27年 国立病院機構徳島病院名誉院長
- : 小川病院神経内科医師
- :平成29年 小川病院糖尿病/物忘れセンター長
- ≪ アドバイザー: 山野利尚(糖尿病・腎臓専門医) ≫