小川病院では、
糖尿病/物忘れサポートチーム(Diabetes/Dementia Support Team;DDST)を立ち上げて、鳴門地区の糖尿病/認知症患者の減少と地域への情報発信を目的に、『糖尿病/物忘れ教室』を月1回開催しております。
平成29年9月からは、当院に「糖尿病/物忘れセンター」を設置し、これからも、糖尿病/物忘れサポートチーム(DDST)が運営して参ります。
第13回として、10月14日(土)に第13回糖尿病/物忘れ教室を開催し、糖尿病と運動療法についてお話ししました。
多数の方に参加頂き感謝申し上げます。
糖尿病の人は認知症になりやすく、認知症になると糖尿病が悪化しやすくなります。早い時期から高血糖と低血糖を防ぎ、認知症を予防することが大切です。
運動療法は糖尿病治療の基本の1つです。血糖コントロールをよくすることや、インスリンの働きをよくすることに効果があります。
まずは「日常身体活動量」を増やすことから始めましょう。
今回は、「日常生活の中で活動量を上げる工夫」としてTVのコマーシャル中に行える運動を実際に参加者の皆さんにも実践していただきました。
写真は、教室風景(担当講師 吉村 俊二 理学療法士)
コグニサイズ
また、講演終了後にはコグニサイズ(メディアや様々な地域で多く取り入れられています)を行いました。
コグニサイズとは、国立長寿医療研究センターが開発した運動と認知課題(計算、しりとりなど)を組み合わせた、認知症予防を目的とした取り組みの総称です。
今回は「コグニラダー」
コグニラダーは、コグニサイズのバリエーションのひとつで、ラインを引いた中を、数を数えながらステップするエクササイズです。
初めてする動きはすぐに完璧にはできないですね。そんな時に、脳の活動は活発になって活性化しているのです。脳を適度に混乱させると良いといいますが、普段使っていない回路をフル活動させることが脳の活性化につながります。
写真は吉村理学療法士の指導の様子です。